日誌

去年の6月に結婚してからというもの、結婚式の後処理、家の片付け、母の見舞や葬儀、不動産関連の処理で精神的に目のまわるような日々が続いていた。奥様の個展もあったし。

そんな日々もようやくに落ち着き、そろそろ新婚旅行にでもいかないかね、となったのは今年の春くらいのこと。行先としてはヨーロッパ方面ということを以前から漠然と考えていた。そういうわけでまずは具体的な行き先を決める。

まず、最初の候補はスコットランド方面。渋い古城や街なみが魅力的。さて、旅行といっても自分達で切符の手配やらホテルの予約をするのではなくツアーを考えていた。一緒に海外へ行くのは始めてだし、変にトラブルが発生して二人の間が気まずくなるのは避けたいところ。下手すれば成田離婚ですよ。そんなわけで、スコットランド方面のツアーを探したのだけど、観光地としてはマイナーだからか、これというものが無い。あと、イギリスは料理の評判がいまひとつなのも減点。美味いにこしたことはないし。

どうも煮え切らないところで、目標をスペインに切り替えた。

さっそく、旅行会社や航空会社のツアー情報や、ブログを調べる。近所の図書館にも通って本なども調べまくった。主に奥様が。 そんなこんなで、「これだ」というツアーを決定。おたがいの行きたいところが一通り網羅されていて、添乗員付きのもの。 とにかく楽をしたい。また、宿も国営のパラドールが含まれていたり、移動手段に新幹線が入っていたりしている。 私自身としては水道橋も見たかったのだが、それも含まれている。 金額的には若干高いが、まあいいだろう。クレジットカードの限度額と今後の資金計画をチェック。 よし、ということで旅行会社の支店へと予約に出かける。そして、4月23日に手付金を払う。