DELL XPS 15z で Ubuntu 14.04 (Trusty Tahr) を使う2014年04月18日

の続きです。いつも使ってるUbuntuを13.10から14.04にアップグレードしました。ちょっとひっかかりましたが動きました。Windows 7 とのデュアルブート環境で、UnityではなくGNOME を使ってます。

  1. リリースノートを読む
  2. 「ソフトウェアの更新」を起動
  3. ディストリビューションを更新する。

で、アップグレードしました。そしてリブート。Windows 7のブートメニューが現れ、そこからUbuntuを選択 (bcdeditでWindows 7のブートメニューが現れるよう設定してあります)。ここでエラーが 出ます。

error: symbol 'grub_term_highlight_color' not found

このエラーを出して grub のプロントが出てとまります。検索すると、Ubuntu 14.04 Update breaks grub, resulting in "error: symbol 'grub_term_highlight_color' not found"というバグ報告がありました。

もやもやと読んでてそういえば、と思って検索したら自分のブログ記事がひっかかりました。それが前回の 13.10 への更新時の記事です。根本的な解決があるんだろうけど、また逃げることにします。

  1. 手元に Fedora の live image の入った USB スティックがあったのでそれを挿して再起動。
  2. Fedora が立ち上がったらターミナルを起動。
  3. sudo して root になる。
  4. fdisk -l /dev/sda してパーティション調べる。
  5. WindowsのC:ドライブをマウント。\mbr.imgがあるので、名前を変更して保存。そして、dd コマンドで Linux のブートパーティションの先頭512バイトを\mbr.imgとして保存します。

以上で再起動します。USBを抜きます。見事14.04が起動しました。ちょこちょことエラーメッセージが出たりしてましたがとりあえず GNOME が使えてます。

市川市に国会議事堂を作る話はあったのか?2014年03月23日

千葉県市川市に国府台(こうのだい)という場所がある。市川市北部の江戸川沿いにある台地にある地域で、古くは有石器時代からの遺跡が存在し、その名の元になった下総国の国府も置かれていたという。社会人になって最初に暮らしたのは市川市南部の行徳だったけども、江戸川河川敷から見える高台のこんもりとした木々が印象にある。

さてこの国府台に勝海舟が国会議事堂を置こうとしたという説があるのだが出典がわからないという話がツイッターで流れてきた。以下がそのツイート。

ツイートしてるのは国会図書館のレファレンス協同データーベース事業のアカウントだ。図書館に寄せられたレファレンスの事例が流れてきて面白いのでいつもチェックしている。

遠くから見ただけで行ったことはないとはいえ、ちょっとだけ耳馴染みがあった地名なので興味深い。ツイートで参照されてるページを見てみる。

勝海舟が国会議事堂を千葉県市川市国府台に建設しようとしたという話があるそうだが、それが本当なのか根拠... | レファレンス協同データベース

このページにいくつかの関連資料を調べたが記述なしで未解決となっている。ただ、Wikipediaに載っているらしいと質問にある。ならばその記述を追加した人に聞けばいいのではないの?と考え、追記した人を調べて見た。

  • 市川市のページを開く
  • 歴史、のセクションに記述がある。ただ、出典は明記されてない (見たのは2014年1月13日 12:29版)
  • 特別:データ書き出しで「市川市」を指定
  • 市川市のページの過去の版ををzipで圧縮したものがダウンロードされる
  • ダウンロードしたファイルから「国会」の文字列を探し、一番昔に言及されてる版を見つける
  • 最初に書かれたのは2006年3月2日 17:04の版だ。書いた人はこの利用者だ。
  • この利用者のページを見ると書き込み無期限停止になっている。ブロックされたのは2006年8月13日。
  • 停止の理由が記されたページを見るとひらがなを多用した文章を書く、嘘を書く、複数のアカウントを使うなどしたのが原因らしい。
  • ということはこの内容は創作か?

そんなわけで、国会議事堂が作られたという説はWikipedia上での捏造かもしれないとレファレンス協同DBに連絡してみた。そしたら関係者に伝えるとのお返事を頂いた。

さて、この記述が追加されたのは2006年3月2日である。

そもそもこの情報について言及した他のページはないかとググって見たが、見つけたのは以下のページ。

などである。どのページでも出典はわからないとしている。

そして、これらはいずれもWikipediaに追記された日時よりも新しいページだ。ひょっとするとWikipedia上で創作された内容が世間に広まり、国会図書館にまで伝わったのかもしれない。もちろん、以上の情報だけでは国府台に国会議事堂が作られようとしたとの説が昔から出回っていたことを100%否定できるわけでもないのだが。

会社にオフィスは必要ない2014年01月28日

風邪やインフルエンザやノロウイルスが大流行りなようで、身近な人が次々とやられている。私もヨメも同様に先週末くらいまでは調子が悪く、喉は完全にやられていた。インフルエンザの予防接種が効果があったのか、また、睡眠はちゃんと取るようにしてたからか、大事には至らずに済んでいる。

そんな状況で周りを見渡すと感染が拡大してしまうのもしょうがない状況である。混雑した電車、店、街角、調子悪そうな人がそこここに散見される。どうやってもウイルスに迫られる状況だ。家に帰った時だけでなく、機会を見ては手洗いに駆け込んで手を洗い、うがいをするようにしている。

外が危険ならば家から出なければいいじゃない、ということで手に取ったのがこの本『強いチームはオフィスを捨てる: 37シグナルズが考える「働き方革命」』である。原題は「Remote / Office Not Required」で、直訳すれば「遠隔 / オフィスは必要ない」となるだろうか。在宅勤務についての本である。(追記: 実際には本書で紹介してるのは働く場所は家に限らない。以前よく聞いた言葉でいえばテレワークのほうがいいか)

著者は 37シグナルズ(37signals)というウェブサービスの会社の創業者と共同経営者の2人で、インターネットのウェブサイトを作るのに多く使われている Ruby on Rails というソフトを作ったことなどで知られてる会社だ。Twitter もかつては Ruby on Rails メインで作られていた(Rails Hub情報局: Twitterは意外なほどRuby on Railsでできている!?)し、Ruby そのものは日本発ということもあって、国内のウェブサイトでも Ruby on Rails を使って構築されてるところは多いだろう。

元はウェブデザインやコンサルティングの会社だったのが、現在ではプロジェクト管理ツールのBasecamp、顧客管理のHighrise、グループチャットシステムのCampfireなどといった、グループウェア的なサービスを提供しており、前述のRuby on Railsもそれらのシステムの土台として作られ、公開されたものである。

37シグナルズはオフィスはシカゴにあってそこに何人かいるものの、社員は世界中に分散しているそうである。この本ではそんな、オフィスに集まらずに一つとなって働くためのアドバイスや考察が集められている。

多くの人はそう聞くとオフィスで顔を合わせずに働かないと管理もできないし、コミニュケーションも出来ないじゃないかと思うだろう。この本ではそうした疑問に対しての37シグナルズなりの回答もあり、それはそれで興味深いものだ。面接は大事であること、勤務時間は各人の自由にしていいがコアタイムは定めること、お互いを信頼すること、セキュリティに気を配ること、情報共有しやすくすること(37シグナルズの製品の目的でもある)、などなど。IBMなどの大企業やアメリカの政府機関など、37シグナルズ以外の事例も商会紹介されている。

そもそもなぜリモートで働くかといえば、無駄な会議や他者からの無用なインタラプトによる生産性の低下を防いだり、通勤時間を節約できるというメリットなどが挙げられている。要は仕事に集中できる、ということだ。

さて、ここにあることを実践しようとしても、この本にあるアドバイスをそのまま受け入れることはできないかもしれない。適用可能な業種は思ったよりは多いだろうけど、そうはいっても難しいものもある。しかし、その難しさが挑戦する価値のある課題かもしれない。

サンクコストに縛られがちな既に大きな素敵オフィスを構えてる会社と違い、幸いにして私が働いてる会社はまだ出来たばかりで小さい。勤務形態も基本的には個々人の自分の裁量で決めている。私はずっと家にいると気分転換ができないので「通勤」はしているが、それにしたって徒歩である。しかしこのままだと人がもし増えた場合には普通の会社のようになってしまうかもしれない。今のうちに何ができるか考えておこう。

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