入門GTK+ ― 2009年10月14日
オーム社の方より御恵贈いただきました。ありがとうございました。
明日発売となる「入門GTK+」はひさしぶりの GTK+ についての本です…といった出だしから紹介を書こうと思ったのですが、本書籍に関わられたクリアコード社の方が紹介文を書かれておりますので、内容についてはそちらをご覧ください。読み方としては最初の2、3章を読みこんだ上で、あとはリファレンス的に眺めていくのがいいかもしれません。
入門ということで、GLib でのオブジェクト指向の実現方法についての詳しいところ、などなど、突っ込んだところまでは解説してはいませんが、それでも既存のウィジェットを拡張して自作のウィジェットを作る章などは割にマニアックな感じです。
また、アプリケーションの多言語化のために必要な作業についても触られているのは個人的にはポイントが高いです。
もっぱら Ubuntu 9.04 での開発をターゲットとして書かれてはいますが、Fedora 11、OpenSUSE 11.1、Windows Vista での開発方法もまとめて紹介されています。
本書への要望というのではありませんが、GTK+ や GNOME 用のアプリケーションで本書で紹介されている以外に標準的に使われていたりするツールやライブラリ、現在開発が進められようとしている GNOME 3.0 に向けた技術の紹介などもある書籍や記事も読んでみたいものです。
さて、最近、NetWalker という携帯用のパソコンのようなものを購入しました。この NetWalker は Ubuntu という OS の上に GNOME 環境が動いているのですが、この NetWalker のためのアプリケーションを書くために GTK+ 使って何かやってみるかなぁ、と思ったところにこの書籍。まさにいいタイミングです。
NetWalker 以外にも、Linux を採用したデバイスやネットブックが登場してきていますし、Ubuntu のようなインストールが容易でよくまとまって使いやすくなってきた OS がそれなりに市民権を得てきました。これによって、また、GTK+/GNOME 関連も活発になることを期待しています。最後に個人的な宣伝になりますが、GNOME 日本語翻訳チーム をぼちぼちとやってますので、こちらもよろしくお願いします。
New coordinator for Japanese translation team ― 2009年05月14日
Linux のデスクトップ環境として使われている「GNOME」の日本語メッセージの翻訳チームは gnome.gr.jp の有志により作業されていましたが、その後、そのチームが曖昧になり、ここしばらくは 相花さんがほとんどの作業を実行されていました。
ただ「日本語のコーディネーターが不在」という状況が続いていたこともあり、ここであらためて私がその任を引き受けることとなりました。
過去の経緯から日本GNOMEユーザ会のサイトについても私が引き受けているのですが、これを機会に内容をある程度整理しました。このサイト等に翻訳作業のための情報をまとめたり、実際に翻訳作業を実行したり、ユーザの方などから送られてきた翻訳の更新、修正情報を gnome.org のレポジトリのほうへ反映するためのとりまとめをやっていこうと思います。
なお、コーディネータになるための申請にまつわるやりとりは
New coordinator for Japanese translation team
で参照できます。
最近のコメント