成田からバルセロナへ2009年06月12日

バルセロナ空港にて

旅行初日。ほとんどが雲の上。成田からヘルシンキ経由でバルセロナという日程。

成田についたらまずは旅行会社のカウンターにて飛行機のチケットを受け取る。チェックインは各人で、ということのようだ。フィンランド航空のカウンターに並び、手続きをすませる。JALのマイレージに加算できないかと聞いてみたがだめであった。まあ、マイルは失効させてしまう確率が高いから執着はしなかった。

再度カウンターに戻り、添乗員さんからこのあとのことについて説明を受ける。全員を集めての案内はヘルシンキで、とのことなのでまずは二人で離脱。スペイン語の指差し会話の本を家に忘れて来てしまったので、飛行場内の本屋で買い求める。

出国のゲートを抜け、デッキでしばらく待つ。売店でちょっとばかり食物を仕入れる。搭乗。離陸。日本時間で朝の11時。

座席はほとんど最後尾。CAは日本人男性もおり、機内放送も日本語が混ざる。機内誌はフィンランド航空のものだが、英語とフィンランド語が混ざっている。それにしてもフィンランド語は読めない。

座席の設備としては映画やゲームなどが用意されている。我々夫婦はなぜか数独にはまってしまう。ひたすら数独をやりこみ、レベルを競った。食事などのサービスもよく、カップや塩などの小物のデザインが北欧っぽいデザインで、北欧もの大好きな妻は大層喜んでいた。いくつか記念に持ち帰ったり。

久しぶりの国際線で若干不安があったけど、乗り換えを行うヘルシンキまではロシアの北部を通過してあっという間。フライト中の窓からの眺めも北極海に面したロシアの大地がいっぱいにひろがっている。西に向かっているので常に明るい。

森と海や湖の点在するヘルシンキの空港に到着。現地時間で15時20分くらい。日本時間で21時20分。着陸時の風景に心惹かれる。今回のツアーの参加者は10人に、添乗員さんが一人。点呼をとってゲートをくぐる。入国ゲートでの荷物検査、私は小物が多くて若干手間取ってしまった。

空港では2時間ほどの待ち時間。乗り継ぎのエリアにはちょっとしたショッピングモールがあり、すでに楽しい。雰囲気も良く、楽しげな雰囲気。うれしいことに、どこでも無線LANが使える。携帯電話がローミングのエリアに入った途端にSMSにより連絡が入り、さらにうれしいことに持ってきたMacBookが活躍するハメになった。ヘルシンキ空港様様。あー、空港散策したかったのに。

海外というと香港とアメリカの経験しかないけど、ヨーロッパはそれらとはまた違う。水平方向に不自由な人々の多い肉と脂身の国とは違い、こちらはなんか落ち着いている。親子連れも多いが、子供もなんか雑誌のモデルっぽい。

17時25分発で、ヘルシンキからもフィンランド航空でバルセロナへ。今度は純粋にヨーロッパ圏内の便で、飛行機も小さい。ヘルシンキまでは日本人も多かったので若干の日本感があったが、今回はaway。

さて私はといえば異国に来てまで仕事するハメになったりして、テンションが変だったのか、サービスでのドリンクを受け取る際に、紙コップの上のほうを鷲掴みにしようとして紙コップを潰してしまい、オレンジジュースを派手にこぼしてしまった。おかげでズボンがジュースまみれでベタベタ。不安感最高潮。ヨーロッパに慣れている妻に助けてもらう。

6/12(土) 20:20 にバルセロナ到着。時間的には日本の感覚だと夜だけど、こちらは緯度が高いからか、まだ夕方。バスに乗り込んで、ホテル へ移動。

スペイン旅行とインフルエンザ騒動2009年06月03日

さて手付金を払ったころくらいから、不穏な空気が海外旅行業界を覆い始める。そう、新型インフルエンザ騒動だ。4月末くらいから日本への入国者への検疫が開始され、感染疑い者が出る度にニュース速報が流れるという実の無い騒ぎが始まった。感染した学校の生徒に対して心ない中傷がおこなわれるは、空港での検疫をすりぬけた人がいて検疫体制が非難されるは、といった喜劇のような事態が展開されはじめた。

折しもゴールデンウィーク、サーチャージ撤廃で心踊らされていた旅行業界は青ざめていたそうな。

さて我々はといえば、どうせ出発する6月には感染者も増えてニュースにもならなくなり、この馬鹿げた検疫も早晩なくなるであろうとタカをくくっていた。そうはいっても催行中止になるのは悲しいので、残金を払いに行くついでに、旅行会社に確認をしにいくこととなった。

6月3日、旅行会社のカウンターを訪れ、ツアーの状況を尋ねてみた。結果を言えば、現状は開催に変更は無しとのことで安心。スペインの状況はどうですかね、といった質問も投げてはみたが、正直なところなんともいえないというところ。まー、そんなものかな。

参加人数はさすがに減っており、会社から行くのを止められた人もいるらしい。関西に行くことすら危険といわれているこのご時世、海外も関西も関係なかろうと、残金を払込み、保険も契約。スペイン行は確定となった。

ところで支払いはクレジットカードを使ったのだが、限度額の高くない私のカードでは上限にひっかかってしまうため、前金はAカード、残金はBカードといった具合で回した。このときばかりは限度額の大きなカードにちょっと心惹かれはしたが、通常の生活ではメリットもないので gnucash の記録簿とにらめっこして片をつけた。

その昔に米国へ仕事で行った折に、私の切符をカード払い、同行者の切符を現金払いで行ったことがある。で、米国からの出国の際に、現金払いの切符を持っていた同行者のみが身体検査の厳しいゲートに押し込められるというハメになった。いつもニコニコ現金払いというのも時と場合によるんだな。

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