LL Future に行ってきた ― 2008年08月30日
LL Future に行ってきた。
途中、前売りで入手しておいたチケットを忘れたことに気づいたが、引き返すのも面倒なので当日券で入場。前売りと当日売りで1,001人だったことが発表されたけど、+1って私がダブルカウントされてることによるものだろうか。
基調講演 は Perl の Larry Wall。内容は Perl6 の grammer まわりの機能などについての地味なものだったけど、それにしてもそのメタっぷりがなかなか。続いてのプログラムにおいての Ruby のまつもとゆきひろさんの、マクロについてのスタンスとはある意味真逆な方向性が面白い。
昼飯は駅前の喫茶店でカレーセット。落ち着くなあ。
フレームワークのセッションではまず、MobaSIF に興味が行った。今度覗いてみよう。
会場のDebian の方が言語独自のパッケージングシステム、たとえば、Ruby の gem と、OSのパッケージングシステムの整合性について質問してたけど、確かに gem や CPAN を大量のホストに deploy していく気にはなれないんだよなあ。私も実使用環境ではすべて dh-make-perl などで .deb 化してから使うようにしてる。でも最近の CPAN モジュールだと etch や、あるいは sid である OS 標準の CPAN モジュールよりも新しいのを要求してたりして結構つらい。ひがやすおさんが「自分でフレームワーク作ってみるのは勉強になる」旨おっしゃっていたけど、それはそう思う。今、私もフレームワークめいたものを作ってて、Catalyst とかの既存のフレームワークの理解も進むし。
LLでアートもなかなか。ビジュアルプログラミングの環境もいろいろあるのね。筋電センサーと音の連動が楽しい。IDE的な環境で、書かれたコードがリアルタイムに3次元モデルに反映されていくのも、昔、CM制作会社のCG部門でバイトしてた経験もあり、興味深いものだった。
このあとも面白そうな話はあったが、最後までいると遅くなりそうだったので、ここで帰宅。ちょうど、中野は大雨でびしょびしょになってしまった。
コメント
_ Henrich ― 2008年09月04日 16時48分
_ 草野 ― 2008年09月04日 17時11分
そうですね、私は開発者とインフラ管理者と経営者のそれぞれの視点の経験はある程度ありますが、それらの橋渡し的なことがなにがしかできるといいのでしょうね。先日のJANOGでもネットワークの人と開発の人、研究の人の意識の違いが話題に登ってましたが、今回の LL Future だと security とかサーバやネットワーク運用まわりの話題が少なかったかも。
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開発者視点とインフラ管理者視点と経営者視点で見え方が違ってくるのですが、この辺のすり合わせが出来た方が幸せかなぁと思ってあそこら辺を聞いてみました。結論は出ないとは思うのですが、問いかけは必要かな、と。