日誌

そろそろ暑さもおさまってきたので、奥さんとサイクリング。距離的には片道で10km程度だったのだけど、奥さんはバテ気味。日比谷通りから芝公園、麻布十番を通過し、目黒の庭園美術館へ。おめあては「舟越桂 夏の邸宅」という、彫刻やドローイング、版画の展示。永遠の仔の表紙の人だよ、と言われて思い出す。

アールデコの建物から醸し出される過去の 朝香宮邸としての記憶と、展示されているスフィンクスなどの目が、過去から未来へと続く時間の流れを感じさせ、ふわりとするような感覚となる。

美術館を出た後、目黒駅の近くのサンマルクにてちょっと遅めの昼食。

サイクリングの帰り、東京タワーに立ち寄る。一人で走り回ってた時には時々立ち寄ってたけど、二人で来るのは初めてか。

時間も時間だし、若干に疲れ気味ってこともあって展望台へは登らず、塔の下にあるフットタウンのみを見学。入っていきなりお土産屋が立ち並び、昭和な雰囲気を漂わせている。今夏に九州旅行した時に探してもなかなか見つけることができなかった「ペナント」をあっさりと発見する(九州では桜島の展望台の売店で発見した)。

フットタウンの屋上でベンチに座り、ぼんやり。日も傾いてきたこともあって、ちょっとばかりうら寂しい。しかし元気にも階段で上の展望台を目指す客が多かったのは驚いた。

東京タワーに初めて登ったのは小学校の2年生くらいの時だったか。叔父の結婚式に出席するために上京したついでだったような記憶がある。実家には家族全員で記念撮影した写真が貼り付けられた絵皿があったっけな。

陽が沈む中、家路に着く。