大谷資料館に行ってきた2013年05月28日

この日曜、栃木県は宇都宮市にある大谷資料館へ行ってきた。

この大谷資料館、かつて大谷石を切り出していた採掘場の跡が博物館になったもので、1979年3月11にオープン。しかし2011年3月11日の震災を機に同年の夏から休館していました。オーナーが崩落を心配したものだそうで、大きな被害があったというわけではないようだ。

宇都宮の大谷資料館、来春まで休館 余震を警戒 (asahi.com 2011年7月6日)

この記事によれば当初は2012年には再開を予定していたようなのだが、再開したのはオーナーが替わって以降、今年の4月になってから。

大谷石の資料館再開 宇都宮、震災から2年ぶり (産経ニュース SankeiPhoto 2013年4月2日)

まあ、心配するのも無理からぬことで、大谷ではたびたび陥没事故が発生している。ニュースでなんとなく見た記憶はあるのだが、この新聞記事によればすくなくとも1990年、91年、96年、さらには今年の2月に発生している。

大谷の陥没 宇都宮市長視察、観測システム検証へ (下野新聞 2013年2月5日)

さて、大谷資料館が今年の4月に再開したことを知ったきっかけは、現在放送中のアニメ「進撃の巨人」のエンディングテーマである「美しき残酷な世界」のミュージックビデオの映像。このビデオに出演し歌っているのは「けいおん!」の澪であり、「てへぺろ」の生みの親である日笠陽子。

先日のこと、この初回限定版のCDを購入し、付録のDVDに収録されていたPVを見ていたら、これは大谷では?とヨメが指摘したのです。言われてみればそんな気がするので、検索してみたらそのようだ(Wikipediaの記事参照)。ヨメは以前から目にしたいという場所だったようだし、ちょっとした旅行に行くにはいい気候になってるし、日帰りで行けるし、さっそく足を伸ばすことに。

2013年5月26日、日曜の朝、開館時間の9時に大谷資料館に電話して開館してることを確認。家を出て鉄道を乗り継ぎ、赤羽駅で朝食を摂って宇都宮線で宇都宮へ。各駅停車なので駅コレコロプラケータイ国盗り合戦といった位置情報を利用したゲームを遊びつつ到着を待つ。

JR Utsunomiya Station West Gate, Pedestrian Deck

宇都宮には昼前には到着。宇都宮なら餃子ということで、駅前の餃子屋餃天堂に。焼餃子と水餃子を1人前(5個)ずつ頼み、ライスとセットにして昼飯。おいしゅうございました。

食後に私は西口のバスターミナルにある「餃子像」に再会に。この餃子像、1994年のバラエティ番組の企画で作られたもの。以前宇都宮駅に来た時は東口にあったのだが、その後、この東口へ移転。その際、作業ミスでまっぷたつに破壊。

結局無事に修復されたようで、餃子像は元の姿。

the Statue of Gyōza (Jiaozi)

さて6番乗り場から12:35に立岩行きのバスに乗って資料館入口バス停に到着したのは13時過ぎ。バス停の前は大谷景観公園となっており、御止山 大谷の奇岩群が望める。

Otomeyama Unusual Shaped Stones

大谷景観公園から橋を渡るとすぐに大谷資料館を案内する年季の入ったカンバンが。このカンバンのある光景自体がいい味となっている。

Guide of Oya History Museum

カンバンの前をすぎに、しばらく歩くと資料館へ到着。途中、かつて大谷石の運搬に使っていたであろう古い いすゞのトラックが風化した状態で置かれている。

an approach to Oya History Museum parking Oya History Museum

トイレをすませて資料館に入り、階段を降りて行くと地下の大空間が眼前に出現。

quarry

ここから先は地下の世界。外は20度台で湿度も高めだが、地下は8度くらいの冷暗世界。興奮して写真を摂りまくっていると体がだんだんと凍えていく。ところどころに見られるアートらしきオブジェがさらに不気味な雰囲気を盛りたて、スケール感との相乗効果でクラクラとなる。

Untitled Untitled Untitled

観光のための見学コースは地下空間のごく一部で、入れないようにしてある箇所も多い。プリエール教会なる施設もあるようなのだが、入り口は別なようだ。このプリエール教会も営業を再開しているとのこと (プリエール教会 再開!!!!)。

毛布の貸し出しもあったようなのだが、それを頼まずに突入した我々は凍えた体を溶かすために一度入り口近くまで戻るなどしつつ、しばし滞在。十分に堪能した。

アルバム: Oya History Museum / 大谷資料館

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