「維新とフランス——日仏学術交流の黎明」展を見に行く2009年04月19日

昼御飯あとの散歩がてら東大構内を目指して歩いてたら、「そういえば博物館で何か見たいものがあったような」ということを思い出す。

2007年に使用開始された懐徳門をくぐり、 東京大学総合研究博物館へと足を向ける。開催されていたのは 「維新とフランス——日仏学術交流の黎明」展。 入場無料なのがうれしい。

入るといきなり、エジプトのミイラが展示してあり、驚かされる。 こういうのが普通に売られていた時代があったのだなぁ。 明治初期の東京の地図もあり、馴染みの場所を探しては楽しむ。

さて、今回来るきっかけとなった記憶にあったのは 明治天皇のもっとも古い写真というもの。

菊の御紋の額に飾られていた。解像度の関係か、顔ははっきりとはわからなかったが、わりにくつろいだ感じで写っていたのが面白い。次の部屋には東大収蔵品一号と二号である明治天皇と皇后の有名な肖像写真があった。これも同様の菊の額。

ほかにも古写真、手紙、古本、ポスターなどがこれでもかというくらいに展示してあり、これを無料で見られることに感激した。スフィンクスと侍の写真など、 いままでにどこかの本などで見たことのある資料が普通に 飾られている。写真等の劣化を防ぐためか、全体に照明が暗いのは仕方がないところか。

パリの万博で配られていたビラなどを施設団が収集したファイルも あったのだが、場内で作成された入場カードらしきものに添付されて いた顔写真が侍の顔だったのは、そのギャップが楽しい。

弥生美術館の三毛猫2009年04月19日

弥生美術館の猫

博物館を見たあと、 弥生美術館に 併設されている喫茶店「港や」にて休憩を取る。

店の2階でコーヒーを飲みつつ下を見てみると、美術館の入口のドアの 前で三毛猫が座っている。人が少ない時にはガラスのドアの前から 美術館の中を眺め、 人が増えてきた時には石垣の上に退避して、人を横から眺める。

人間が近づいたところで特に逃げる風でもないので、 カメラを手にした人が近づいてくるのは必然。 逃げないのをいいことに間合を縮めてしまうとニャアと威嚇を行い、 あろうことか手を出そうとすると、爪でひっかこうとする。

「写真は撮らせてあげるけど、触んないでよね」

というところか。

港やを後にして不忍池、カラオケ屋、アメ横のスパゲティ屋を巡って家に 帰りついたのは夜のいい時間。昼飯に出たはずが。。。

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