DELL XPS 15z で Ubuntu を使う(2) ― 2012年09月06日
DELL XPS 15z で Ubuntu を使う(1) の続きです。
トラックパッドは最初は動きませんでしたが、今ではうまく動いてるような気がします。気がします、というのは、普段は本体のキーボードは使わず、Lenovo のトラックポイント付きの USB キーボードを接続して使っているからです。
さて、これで問題はそれほどなかったのですが、外部モニタを使おうとしてはまりました。モニタとして、LG の IPS225V-BN を購入し、アームとしてルーメンの MA-GS742 にマウントして HDMI で XPS 15z に接続した時です。画面がまったく出ません。
Ubuntu の wiki を見たり、ググるなどして調べた調べたけどうまくいかず、結局、Windows 上の Virtualbox で妥協し、1ヶ月と少し経過しました。New laptop with 12.04 not connecting to external monitor などの記事によると Optimus テクノロジ が良くないようなのです。Bumblebee 使ってなんとかすれば動くようなことも見つかったのですが、追求しきれず降参。
optimus なノートPCで ubuntu で dual monitor にするのに挫折したので、virtualboxでインストール中
— Takayuki KUSANOさん (@tkusano) 7月 19, 2012
しかし Ubuntu をメインに使うことはあきらめきれず、あらためて調査。すると、Ubuntu の Wiki に Ext. Screen (Mini Displayport)
が Works
とあるじゃないですか。前も書いてあったっけ?見落としてたか...、ということで CompuAce にかけこんで、カモン の「DVI-D ケーブル」と「Mini DisplayPort ⇒ DVI-D 変換アダプタ」を購入し、接続。見事外部ディスプレイが使えるようになりました。
ちなみに Bumblebee を入れておけば gnome-shell もちゃんと動きます (Bumblebee 必須かどうかはちゃんと検証してません)。
DELL XPS 15z で Ubuntu を使う(1) ― 2012年09月06日
今年の3月、DELL XPS 15z というノートパソコンを買いました。15インチで 1920x1080 のフルHDが使える、というのが決定要因でした。
さっき ちくわぶ箱と DELL XPS 15z 届いた
— Takayuki KUSANOさん (@tkusano) 3月 14, 2012
で、さっそくに Ubuntu をインストール。
XPS 15z に Ubuntu 11.10 インストールはとりあえずできた。wubi 使用。カーネルパラメーターに acpi=off が必要なので、wubi をインストール直後に再起動する前に \ubuntu\install\wubildr-disk.cfg を書き換えること
— Takayuki KUSANOさん (@tkusano) 3月 15, 2012
DELL XPS 15z で gnome-shell on Ubuntu 12.04 (beta) 動いた ヽ(´ー`)ノ
— Takayuki KUSANOさん (@tkusano) 3月 15, 2012
DELL XPS 15z で [drm:intel_dsm_platform_mux_info] *ERROR* MUX INFO call failed が boot 時に発生して acpi=off/noirq じゃないと起動しないのは何だろな (3.2.0-19)
— Takayuki KUSANOさん (@tkusano) 3月 20, 2012
カーネルのパラメーターに acpi=noirq に設定しないとうまく動きません。具体的には、/etc/default/grub
で、
GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="quiet splash"
となっているところを、
GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="quiet splash acpi=noirq"
とします。変更したら、/usr/sbin/update-grub
を実行。
これで動作するようになり、GNOME も起動します。ただ、問題がいくつか。
(DELL XPS 15z で Ubuntu を使う(2)に続く)
p.s. ちくわぶ箱とはこれのこと。
KVM 上の Windows のディスクイメージをリサイズ ― 2012年08月16日
Ubuntu サーバー上で KVM を動かして、仮想マシンを作って遊んでます。サーバー機なのですべて CUI を使おうと、libvirt のコマンドラインツールで操作してます。
で、Windows 7 をインストールして、VNC (Vinagre) でアクセスしてみるのですが、それなりにちゃんと動きますね。便利なもんだ。
さて、ディスクはとりあえず 32GB を raw 形式で作ったのですが、さすがにちょっと少ないかなということで 64GB にします。
# virt-filesystems --long --parts --blkdevs -h -a /vm/windows Name Type MBR Size Parent /dev/sda1 partition 07 100M /dev/sda /dev/sda2 partition 07 32G /dev/sda /dev/sda device - 32G -
/vm/windows がディスクイメージです。これを 64GB にします。
まず、64GB の空っぽのファイルを作ります。ファイル名は /vm/windows.new で。
# truncate -s 64G /vm/windows.new
これはすぐに終わります。virt-resize コマンド使って最後のパーティションを広げつつ、古いディスクイメージを新しいディスクイメージにコピーします。
# virt-resize --expand /dev/sda2 /vm/windows /vm/windows.new
するとコピー、および、ntfsresize が走って /vm/windows.new ができあがります。
あとは virsh edit などでディスクイメージのファイル名を書きかえて起動。
Windows はパーティションの内容が変わったことに気づき、chkdsk が走ったあと、起動します。おしまい。
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