「乙女の港」の復刻版を買った ― 2010年03月16日
先日、近所の本屋に立ち寄ったら、川端康成の「乙女の港」の復刻版が新刊として出されていたのを発見した。残念ながら箱に付けられた帯に破れを見つけたので、そこの本屋では買わなかったのだが、本日、有楽町の三省堂にて購入。
しばらく前のことだが、「乙女の港」のことについての評判を聞きつけた私は、読んでみたいなと思って新刊の本屋や古本屋、図書館を探し回ったのだが、見つけることができないでいた。とある神保町の古本屋で初版がカタログに載っていたのだが、さすがに手を出すのはためらわれた。
しかししばらく探すうち、ようやくネットで古本を発見、状態は悪いものの、値段もそれほどでもないので購入してしまった。その後、戦後になって別の作品と一緒になって刊行された別の出版社からの本も入手した。
そんなわけで、私の持ってる古本と今回購入した復刻版を並べてみた。
ちなみに古いほうの奥付は以下のとおり。
それなりに版を重ねたものの、戦災で多くは失われたと復刻版に付属の新かなづかい版の後書きにはあるが、実際のところはどの程度なのだろうか。
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