散歩しつつ本を読む2007年05月03日

秋葉原の路上にて

10時ごろ、Amazonに注文してたDH-OP-FAと、キャラアニ.comに予約していたフィギュアが届く。

神保町へ。小諸そばで昼食のあと、漫画や アニメスタイルの記事で知った 文化としてのテレビ・コマーシャルなどを買う。

秋葉原へと徒歩で向かい、途中のタリーズにて 浮雲 を読む。教科書的な知識はあったけど、読んだのは始めて。これに限らず、明治時代の作品てほとんど読んだことないな。 最初のほうこそ文体や語句に戸惑ったものの、最後のほうになると文体がより現代っぽくなってきたこともあり、サクサクと読めた。 読点と句点の中間的な意味を持つ白抜きの読点(白ゴマ点)など、今ではほとんど見られない約物が再現されていたのも興味深い。これって、Unicodeにあるのだろうか。 内容的には「NHKへようこそ」的、あるいは、「電波男」的な小説として、ラノベとして文体と挿絵を変えて出せるかも。そういや、小学館のガガガだかルルルあたりで、過去の名作をリライトしたものを出すんだっけ。 明治の小説群も面白いのではないだろうか。

秋葉原。メロンブックスで同人誌を2冊買ったあとは、特に目的もなく、ブラブラ。喫茶店で本を読み、「なのは」の痛車が集合してたので写真を撮り、本郷へ戻る。

本郷三丁目のせんごくで夕食。 鉄道ひとつばなし 2 を読む。講談社のPR誌に連載した鉄道関連のエッセイをまとめたもの。著者の原武史といえば、 大正天皇 を思い出す。大正天皇の「遠眼鏡事件」の真相らしき話などが面白かった。さて、この鉄道趣味の本、 御本人は自分が鉄道マニアではないことをひたすらに強調しているのが面白い。私自身も鉄道趣味は持っていても横目でチラと見てるにすぎず、スタンスとしては非常に 共感できる。でも、東浩紀の本を読んでアニメ等の系列のオタク関連の記述に感じる違和感のようなものを、鉄の方々は感じているのだろうか。

偶然にも、この本をせんごくで読んでる間、近くの席で、オタク種族とはいかなるものであるかを、ひたすらに女性に解説していた男性(大学生?)がいた。

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