インターネットの法と慣習 かなり奇妙な法学入門 ― 2006年11月03日
本書はHotwiredでの連載を元に書かれたもの。連載そのものの存在は知っていたし、そのうちの何回かは読んでいたはずだ。でも本としての形にまとまったほうが読みやすいし、喫茶店などを利用すれば集中して読める。
内容としてはネットのことに限らず、今の法というものがどうやって成りたってきたのか、といったことがおおざっぱではあるがまとまっていて非常に興味深かった。専門書でもないし、ある種のエッセイ的なものであるため、正確を期すのであれば他の本にあたるべきであろうが、この軽さこそ新書的であり気楽に読める。
法とネットの話としては、「CODE―インターネットの合法・違法・プライバシー」などのレッシグ教授の著作群と共に読むべきかもしれない。
また、最近読んだ狼と香辛料のこともあり、世界史を履修してこなかった人間としては世界の歴史についての興味をいまさらに喚起されることにもなった。
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