JANOG 2日目 ― 2006年01月20日
BGPの更新情報を用いた障害情報検出について
プロバイダ等の間で使われているルーティングのためのプロトコルである BGP で使われている情報を観察し、障害情報を可視化してみた、という 発表だった。結果的にいえば、まだ実例の解析が不十分には思えたが、 その方法については実戦しやすそうな内容だった。
Ethernet LANの憂鬱
Ethernet を管理者の立場から見た時の「憂鬱」を皆で共有しようという話。 まぁ、Ethernet レベルだとまだまだツールだの実装が充分じゃないよね、という ことだった。
NSP-SEC-JP活動報告
NSP-SEC の日 本語版的な役割である NSP-SEC-JP についての報告。bogon の情報とか uRPF の 機能とか使ってちゃんとフィルタしようね、みたいな話。
カスタマのところまで自分で線を持ってて、あるいは、直接にコントロールで きるルータを持ってるようなサービスやってるところならいいけど、フレッツ みたいなサービス形態だと、コントロールできる個所が限られてくるので辛い よね。みたいな指摘が会場から。
JPIRRの現状とIRR Security 〜Route Authorization〜
電子証明書が使えるようであるが、JPNIC(?)が発行している証明書しか使えないのは なぜ? という質問が会場から。実際、なぜだろう。
ネットワークにおける高速切り替え方式の検討
デフォルトの設定だと、障害によるルートの切り替えには数十秒とか百数十秒 とかっかってしまう。ストリーミング放送とか、MMORPG とかネット証券のユー ザのようにそれがクリティカルな問題になってしまうのもある。ちゃんと設定 をチェックしようね、とかそういう話。
高速光切替素子を用いたネットワークの信頼性向上
Layer 2 以上でいろいろがんばるのも必要だが、IX の近くなど、そのためのコストが とても高価になってしまう環境でどうするか。Layer 1 で切りかえられるようにして しまえ、というので、光切替素子を使った機器を開発して投入してみましたよ、という お話。良さげだ。
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